研修会報告

第54回 三県(愛知・三重・岐阜)合同研修会in愛知報告

令和3年9月20日(月)の13:00~17:00にオンラインにて開催されました

内容は第一部と第二部に分かれ、第一部は日本臨床鍼灸懇話会理事で、愛知県鍼灸師会会長であられる吉崎和樹先生による「局所施術における病態別刺鍼法とその練習方法」。第二部は森ノ宮医療学園専門学校教務部長であり、日本スポーツ協会アスレティックトレーナーである松下美穂先生による「刺鍼の安全性と鍼尖の動き」でした。

第一部では、来院された患者さまに痛い思いをさせて鍼灸施術を嫌厭されないようにするための技術を学びました。多くの研修会は、病態把握の仕方や治療方針の立て方、治療方法についてなど、知識的な内容が多い中、この研修会は刺鍼技術的な内容でした。患者様に、いかに痛くなく、いかに施術効果を高くするための刺鍼方法について、また、そのような刺鍼技術を習得するための毎日の練習方法など、普段勉強する機会が少ない内容で、自分の刺鍼技術の見直しにもなり、とても興味深い内容でした。

第二部は、毎日臨床に追われているとつい忘れがちな鍼の刺鍼事故や各部位の安全深度についての研修で、自分の臨床を振り返り、あの時はちょっと危険だったかもしれないとか、自分の施術を安全性の観点から振り返ることができました。鍼灸学校や研修会等で散々安全性について刷り込まれてきているのにも関わらず、やはり、迂闊に打っている箇所もあり、改めて、安全性について考える良い機会となりました。また、講義の中で、鍼が硬くなった筋膜をはがす超音波画像を見ることができ、普段、何となく感覚でしていたことを可視化でき、鍼の効果に自信を持たれた先生方も多かったのでは、ないでしょうか?

今回の研修会は、卒後の先生方にとっては、これから鍼灸業界で活躍されるための基礎の部分、安全な施術について、とても大事な内容であり、私のような卒後10年や20年経つ世代にとっては、つい忘れがちな安全確認や基礎技術について、再度学ぶ機会となり、とても有意義な研修会となりました。

(組織・学術副委員長 松山真理子)

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