三重県鍼灸師会の概要

沿革
鍼灸医学に情熱を燃やす有志が鍼灸専門団体を立ち上げようと集まり、本会の母体である「三重県鍼灸連合会」を昭和10年4月に設立しました。
以来、幾度かの変遷を経て、昭和36年7月に先輩諸氏と新進気鋭の業友が大同団結し、「鍼灸医術の研究、資質の向上、会員の連帯、相互扶助の理念」を旗印に「三重県鍼灸師会」を創設し、全国各都道府県鍼灸師会で組織する「日本鍼灸師会」に加盟し、同会の近畿ブロックに所属しました。
その後、関係各位の多大なるご支援をいただき、会員の結束と努力が実って昭和56年(1981年)4月4日に、「社団法人三重県鍼灸師会」となり、平成25年4月1日には「一般社団法人三重県鍼灸師会」となりました。このように本会は母体となった組織を含めますと78年の長い歴史を持つ鍼灸専門職能団体です。

目的と事業
本会の定款には「本会は、鍼灸学術を振興し、鍼灸業務を通じて福祉の増進、公衆衛生の向上に関する事業を行い、もって国民の健康と福祉の向上に寄与することを目的とする。」と謳われ、その目的を達成するための事業として以下の4項目が掲げられています。
鍼灸学術の医学的研究及び振作高揚に関する事業
鍼灸業務の振興に関する事業
鍼灸師の資質向上及び養成に関する事業
その他会員の相互扶助に関する事業その他これに関連する事業

鍼灸医学の普及啓発活動
本会は、三重県の健康づくり総合計画~わくわく育ち、イキイキ暮らし、安らかに人生を全うする「ヘルシーピープルみえ21」にも事業目標(環境改善意識の向上・正しく安全にスポーツに取り組める人の増加・健康への意識改革と自己健康チェックができる人の増加)を掲げて参加しており、県民とともに学べる県民・市民参加型の公開講座を開催しています。また、県内で行われる健康フェスティバルでは健康相談等を行い、市民マラソンなどのスポーツ大会では選手が楽しくスポーツに参加できるよう、ケアチーム「スポーツ鍼灸セラピー三重」を派遣して活動を行っています。
さらに、本会の事業活動や鍼灸医学等の健康に関する情報を、広報誌・機関誌およびホームページに掲載して誰でも閲覧できるように公開しています。

鍼灸の療養費に関する普及活動
本会では県内一般市民の鍼灸療養費保険適用のニーズに応えるため、その理解と普及・拡大を保険者に働きかけ、会員や一般鍼灸師の取り扱いに関する知識を高める目的でテキストを作成し、定期的に会員以外の一般鍼灸師も参加できる療養費等申請研修会を開催しています。また、被保険者の療養費償還にかかる負担を解消するため療養費の申請事務を代行し、各保険者と鍼灸の健康保険取り扱いに関する協議や、県内各市町の助成制度許可陳情等のためにさまざまな渉外活動を行っています。

会員の資質の向上に関する学術研修活動
東洋医学・西洋医学の識者を招いて学術研修会・講習会等を開催し、公益社団法人日本鍼灸師会が行う専門領域研修制度研修会を開催し、スポーツ傷害・老年医学・婦人科疾患・鍼灸医療リスクマネジメントのすべてを終了し、日本鍼灸師会主催の鍼灸臨床研修会へも会員を参加させ、学術活動を担う人材育成を行なっています。
また本会は、公益社団法人全日本鍼灸学会の設立当初から協力して学術研修会を行い、平成24年度に三重県で初めて行なわれた学術大会へスタッフを派遣して協力するなど、団体間の密接な交流で資質の向上に努めています。また、本会が所属する日本鍼灸師会近畿ブロック内での学術交流を行い、愛知、岐阜の両県鍼灸師会とは昭和39年以来連携を取りながら、通算48回を数える鍼灸合同研修会を行っています。さらに、財団法人東洋療法研修試験財団の「生涯研修制度単位認定研修会」に申請し、毎年度内の研修会で単位を取得した会員は認定・登録されるよう、研修意識を高める制度をとっています。
その他、定例学術研修会以外に、これまで介護支援専門員講習会、エイズに関する医療従事者研修会、感染防止対策研修会、日本鍼灸師会主催の学術講習会、介護予防運動指導員養成講座、介護予防運動指導員スキルアップ研修会を行い、また健康食品管理士講習会等を行うなど、多くの研修会、講習会を開催して一般参加型の研修環境を整えています。

会員の相互扶助に関する活動
国民年金基金、ガン保険等への加入と、医療事故を防止する対策やその指導を行い、医療事故を防ぐための事故対策マニュアルの周知徹底と、鍼灸医療事故賠償責任保険への加入を行っています。さらに、全国各地で発生しているさまざまな災害時に備えて緊急連絡網体制を整備し、相互扶助に関する事項を充実させる目的で、会員の万一に備えた総合福祉団体定期保険を契約しています。