研修会報告, 青年委員会企画

青年スキルアップセミナー 「先達に学ぶ ②」

総合的な視点で病と向き合う

第2回は本会元会長の仲野弥和先生(日本鍼灸師会前会長)にお話を伺いました。会長時代は、壇上から鍼灸師の未来や業界への強いメッセージを発する印象が強かったのですが、今回は臨床家としての立場から、「鍼を刺してできることなんて限界がある。患者の生活様式や社会環境など、総合的な視点で患者さんを捉え、その中で何が問題かを分析することが大事。」と貴重なお話を伺うことができました。

私は仲野先生の弟子として5年間の研修生時代を過ごしました。先生はさまざまな職業、性格、年代、嗜好の患者さんの生まれたときから現在までのストーリーを引き出し、本人も気づいていなかった自分像や病気に対する想いを丸裸にして認識させる作業が実に上手で、等身大の自分に気付き、嬉しさのあまり泣き出す患者さんも沢山いらっしゃいました。

とかく学術的、医学的な視点で患者さんを分析してしまいがちな私ですが、「病=生き方」を改めて認識した一日でした。

講義の後は、スタッフでDIYしたバーベキューハウスで美味しいお肉とお酒をいただき、火を囲みながらのひと時は心もお口も開放的で、普段なかなか出せない話題もぽんぽん飛び出し、たいへん楽しい時間を過ごすことができました。                 

  (報告:広報普及委員長 瀧本 一)

 

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