研修会報告

平成30年度第4回学術研修会/終末期を含むがん患者への鍼灸治療の現状と可能性

平成30年最後の学術研修会は、がん患者への鍼灸治療についてのテーマで行われた。

講師(あいち統合医療 名古屋鍼灸分院 伊藤 和真 先生)のがん患者への豊富な治療経験やこれまでの研究の成果を基に、がん患者に加え、日常臨床でみる患者への鍼灸臨床に役立ち、具体的には診療力と治療力が高くなり、日々の患者への関わりにも役立つという内容を余すところなく解説していただき、また、後半ではがん患者への具体的な施術の方法や肌の触り方等の実技までご指導いただくなど、実際に要求される技術を垣間見ることのできるたいへん貴重な時間となりました。

現在、緩和ケアの中に鍼灸を導入するには、社会的な制度も含めて乗り越えなくてはならない課題が山積していますが、われわれ鍼灸師は、鍼灸ががんや治療に伴う症状の緩和に効果があり、患者のQOL向上に貢献できるという事実を広く社会に発信し、また鍼灸師自身もニーズに応えるべく必要な知識や技術を身につける必要があります。日々の臨床を丁寧に行い、目的意識をもって自らの技術と向き合うことの重要性を、改めて認識させられた研修会となりました。       

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