スポーツ鍼灸, 研修会報告

平成27年度 第49回愛知・岐阜・三県合同鍼灸研修会報告

「スポーツ障害」講習会~各種スポーツにおける鍼灸アプローチ~

 第49回愛知・岐阜・三重三県合同鍼灸研修会が開催され、参加者は当会員から6名、研修鍼灸師1名、ユマニテク医療福祉大学校から1名と、計8名の参加を頂きました。一日で4講義(ランチョンセミナー含まない)と過密スケジュールであったがとても充実した合同研修会となった。
会場風景

◆第1講義「陸上競技における足部の障害について」
講師 針院さとうTSSケアグループ代表 佐藤 丈能先生

 まずは4つに分けて講義されました。①ハイジャンパーズアンクル②足根洞症候群③足部疲労骨折(腓骨遠位疲労骨折、踵骨疲労骨折、船状骨 疲労骨折、中足骨疲労骨折、Jones 骨折、基節骨疲労骨折)④過剰骨・種子骨障害(有痛性三角骨、有痛性外脛骨障害)について、発生機序から評価・診断・治療まで解説されました。実技では、モデルを使って足関節の検査法と外果周辺への刺鍼を披露されました。

◆第2講義「器械体操におけるスポーツ傷害」
講師 コモリタ治療院 院長 小森田 昭浩 先生

 器械体操ゆえの競技特性があり、それは上肢、下肢関係なく身体の各部に傷害、外傷が起こります。その傷害に対する鍼治療、テーピング、ストレッチを紹介されました。実技では、膝の障害の治療「鍼治療」「テーピング」「筋トレ」を披露されました。


◆ランチョンセミナー「AED 解説」
講師 (株)日本光電 樋江井 秀樹 氏

 AED(自動体外式除細動器)の最新機の説明や構造から解説をしていただきました。最近は公共施設で見かけること多くなりましたが鍼灸院での購入は、ほとんどないので、今後に期待されるということでした。


◆第3講義「野球の障害について」
講師 中研治療院 院長 牧 正明 先生

実技を行う牧先生の様子

 野球の障害について4つに分けて講義されました。先生自身も球児であったことや少年野球の指導監督を行ってきた経験から投球動作によるケガについて投球動作を行いながらご講義されました。①上肢の故障とケガ(野球肩の治療と考察) ② インナーマッスルとアウターマッスルの関係 ③ 上肢の故障とケガ(野球肘の治療と考察) ④ 運動鍼(仮名)の治療法の実技供覧でした。特にインナーマッスルとアウターマッスルのバランスを強調されました。バランスが良ければ肘のケガを予防できる可能性があるようでした。


◆第4講義「鍼灸師の地位向上の為に~鍼灸師単独法について~」
講師 (公社)日本鍼灸師会 法改正対策準備室 室長 小川 卓良 先生

 昨今鍼灸師の生活レベルの低下により、鍼灸師単独法の改正を行う必要性がでてきました。そこでその法改正を行おうとする背景及び法改正の骨子などを講義いただきました。なお、この講義からは中部ブロック会議参加の先生方も出席されました。日本鍼灸師会での法改正の活動経過は、会長仲野弥和より現状報告がなされました。

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