平成27年度第2回学術研修会は2部に分かれてご講演いただきました。
第1部は「内科診断学~頭痛の神経学的診断と内科的アプローチ~」と題して市立四日市病院 脳神経内科部長 家田俊明 先生をお招きしてご講演いただきました。
鍼灸院に来院される症状の中でも多い頭痛。
どう鍼灸臨床を考えるか・・・。
脳神経内科医として診察された膨大な症例をもとに、頭痛のメカニズム、解剖学・分類・診断までを神経学的に解説され、そのアプローチだけでなく、頭痛薬の誤った使い方や副作用についてもご講義いただいた。
日頃から医師と鍼灸師の連携を考えておられる先生から、講演の最後に「臨床での患者さんの声に鍼灸治療を受療されている方の治療満足度とても高いです」と私たち鍼灸師にとって心強いメッセージをいただきました。
第2部は「スポーツ障害と予防対策~スポーツ鍼灸臨床のコツ~」と題して明治国際医療大学 スポーツ鍼灸学教授 片山憲史 先生をお招きしてご講演いただきました。
2020年のスポーツビックイベントに向け、注目されている分野「スポーツ鍼灸」。
トップアスリートのコンディショニングとケアの方法、個々の臨床現場では診ることの少ない症例、スポーツ現場で行われている最新の鍼灸治療など膨大なデータから細かく解説された。
また、実技では、最新情報を交えながら臨床に応用するための方法を伝達されました。