今回の研修会は、東京メディカル・スポーツ専門学校 副学校長の妻木充法先生をお迎えして、「トップアスリートへの鍼灸治療の実際と、市民マラソンレベルでのケア方法」をテーマに講演いただきました。
サッカーワールドカップの審判員は試合中に心拍数などを計測して活動量が管理されているということや、選手と同レベルの身体能力が要求される審判員のコンディショニングも選手並みに重要ということなど、日本体育協会公認アスレティクトレーナーマスターならではの内容でした。
また、スポーツ現場での治療は的確な状況判断と時間との戦いになり、普段の臨床とは異なる知識と方法が必要とのことで、短時間で治療点を判断できるオーリングテストを用いて痛みと動きの変化で評価し、安全で痛くない円皮鍼を用いるケア方法を実技指導されました。